■祝日。

稽古前に寄り道~

Nichecraft
『架空の箱庭療法』
を観に行って参りました。
Nichecraftってのは
小演劇会で活躍されている小道具制作チームさんで
をぢこが上京して第1本目のお芝居で小道具でお世話になった
辻本直樹氏からのお知らせ頂いたのです。
演劇のようで演劇ではない。
美術のようで美術でもない。
架空の世界の架空の舞台と
架空のストーリーの架空の登場人物。
この箱庭の想像力は、あなたです。
小道具さんたちの企画「舞台模型展覧会」
小さな架空の舞台の模型がいっぱい並んでいて
小さな舞台にはちゃんと小さな役者さんたちが演技をしていて
とてもわくわくしました

基本的にストーリーがはっきりしているものより
観る者に委ねる部分がある舞台の方が好みなので
この企画はもう、まさに観る者の妄想天国(笑)
舞台のようで舞台でない
なんか不思議でした。
本当は自分も稽古が大詰めなので
他の人の公演ってこの時期なかなか行けないんだけれど
お知らせメールを貰ったとき、
あ、これなら行けるかも~
と素直に思えたことが印象的。
公演時間が確実に決まっていて
しかも大抵、昼か夜なので行きにくいけれど
この企画は10時からで
しかも何時に行っても良い自由性
舞台では不可能だけれどソレでそんなにも行く人の気持ちを
動かしていた~ってのは分かっているようでわかっていなかったな…。
大きな気付き。
あと、やっぱ駅から徒歩1分もかからないところにあるってのが良い。
見てもらう為の間口は広い方がいいやね。
で、模型だから演技や展開を気にせず
まじまじとステージの作りを観ることが出来る!
コレもまた新鮮でした。
素敵だな~っと思ったのは
『不釣り合いな食卓』
という作品。
天井からなんかよくわからんもん無数に垂れ下がってて
床は釘だらけ…う~ん、アートで御座る。
んでも本当に公演をすることは危険&コストが~ということろで
難しいでしょうな~
好きだったのは
『変奏・歯車』
芥川龍之介の歯車を上演しているみたいだけれど
黒い床、黒いホリ、黒い壁
んで、だだっ広い空間にアクセントになるグレーの歯車と
芥川龍之介の写真がどーん。
いかにも小演劇臭がしてきそうな良い舞台でした。
こ~ゆうシンプルだけれど存在感ある舞台、好きだなぁ~
でも役者の尺を考えたら素舞台だけれど相当大きい空間でなくちゃ
あんなけの迫って来る黒い空間って再現出来ないんかも。
シンプルで実現出来そうで、そこが難しそうな作品でした。
他にも
カンバスで舞台が埋まってて
実寸だったらそんな大きいカンバス張るの大変だ~でも見てみたい~とか
小さいからコンパネの切り口がウエハースみたいでかわいかったり
スポンジがベッドがわりになっていたりもうわくわく。
床がファーの舞台なんてかわいいけれどコストすごいし
汚れるしスタッフさん泣かせだよなぁ~…ふふふ。
舞台は舞台でも違う切り口から観ることで
いろんなインスピレーションを受けた時間
ありがとうございました

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