インディゴ・ブルー
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インディゴ・ブルー
やまじえびね 読んだ日20050710

異性の恋人、同性の想い人…ふたりの間で揺れる女小説家の話。

「空が青くて
 太陽がまぶしくて
眺めのいい
小高い丘が一面野原になっていて

そこでセックスしたいのよ、思う存分」

最初からすぐ入り込めた作品。見易いです。
このごろゴチャゴチャしたマンガが読めなくなっている(老化でしょうか?)
をぢこにもあっさりシンプルな感じで・・・。

ルツの「もしかしたら自分は人(男性)を愛せないのかもしれない」という思い。
私もよく考えたもんだ。
人間、やっぱ自分が一番だから自分本位で物事を考えると思う。
だから本来「自分より好きな大切に思える誰か」に出会えるのは難しいのかも。
「付き合い」が始まるとしてもどこかで自分に対して少しでもメリット(ちょっとニュアンスが違うが)が生まれるから、というところが根底にあるコトが多いんじゃないかな。
おもしろいから⇒一緒にいて楽しいと自分が楽しめるから
かっこいいから⇒自分の隣に置いてて気分がいいから
もうそろそろ世間体的にも自分が独り身じゃなんだから
寂しい自分を他人で埋めたいから・・・
そこから、途中、そのコトに気づいてうんざりしてしまうかもしれないし
ちゃんと愛が生まれるかもしれない。
ルツは「小説家としての自分としてはメリットになるだろうから龍二の彼女になった」
好きな感情はない、と言っていたけれど後半はきっと激しくはないけれど本人も気づかない位の同情に似た愛情が出来ていたんではないかな、と思う。(そうであって欲しい/笑)

龍二の「コンクールで負けた相手に執着して」な部分、すごくよくわかる。
すごく悔しかったのだけれども負けた相手に悔しがるのも悔しいから痒くもないフリをする。
その事実を隠す。
そんな彼女を抱いて、いつも背中を向けられ、
「それはなぜ」と申告して「ごめんね」といわれてしまうと
「そんな俺は柔じゃない、気にしない」と虚勢を張る。
一番、人間らしい登場人物かなぁ。

環のかっこよさ、良いな。
私もこんな人間になりたいけどきっと無理なんだろう(だから惹かれるのか)
はっきりキレイに物事をスパっと言う、そんな人。
彼女が最初にルツに会い、別れ際に言ったコトバは
人間との距離を大事に付き合う女性の発言だぁ!なんて感激してしまったのだけれどそれがブレーキだったとは。
案外、そういうクールに見えてしまう人のほうが頭の中でいっぱい会議してるんだろうなぁ。
今までの恋人に「やっぱ男がいい」と言われてしまう彼女はきっとそのたび「女としての自分」に傷ついてきた彼女にルツがしたコトは「やっぱりか、こいつもか」と思わせ失望させた。
でも必死のルツの話を聞いてくれて、関係が修復して。
良かった。
ルツも環のコトを知らなかったと再確認して。
その部分に深い傷をおった環にこれ以上、人への失望は与えないで欲しい。
この先は2人で仲良くやっていったくれたらいいな、と思った。
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2005-07-13 11:38 | そらもよう | Comment(0) | Trackback(0)
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